NETFLIXのブラックミラー6シーズンの3話目は「ビヨンド・ザ・シー」
【あらすじ】
宇宙船で2人ペアとなり調査を行うデイヴィットとクリフ。
技術が発達しており、2人は地球にある自分そっくりのレプリカに
意識を転送し家族との時間を一定時間過ごすことが出来ます。
しかしある日、デイヴィットの家にレプリカの使用に反対する
カルト集団が訪れ家族を殺害、デイヴィットのレプリカを破壊します…。
守るべきものを失い、宇宙で呆然とするデイヴィット。
そんなデイヴィットを見て、クリフは地球の景色を見てリフレッシュするべきだと自分のレプリカの貸し出しを提案。
その提案を受けたデイヴィットはクリフの姿でクリフの家族とひとときを過ごすのですが…。
【感想】
このストーリーは数あるブラックミラーのエピソードの中でも
随一の胸糞エピソードでした。
デイヴィットはクリフの妻に惹かれていき、クリフに対して「君の妻は僕を求めている」的な発言をします。
その言葉を聞いてクリフは怒り、「俺の妻は君のことを卑劣な人間だと言っていた」とデイヴィットを罵ります…。
その結果、デイヴィットはクリフが作業中の隙にクリフのレプリカを使用し、クリフの家族を手にかけるのでした…。
宇宙飛行士は体力だけではなく精神力も一流の人間が選ばれるものだと思いますが、
やはり家族を失う経験が人をここまで歪ませてしまうのでしょうか。
宇宙船に戻ってきたデイヴィットを裁く人間はいません。
また、デイヴィットには失うものがありません。そしてクリフにも…。
2人はこのまま任務を続けていくのでしょうか?それとも…。
↑はかなり端折って書いていますが、1時間以上ある長編です。
じわじわとデイヴィットの人格が変わっていく姿と最初は良好だった2人の関係性が歪んでいく姿は観ていて胸が苦しくなります。