映画「Swallow」感想

ネトフリで鑑賞。

【あらすじ 引用:Swallow スワロウ : 作品情報 - 映画.com

ニューヨーク郊外の邸宅で、誰もがうらやむような暮らしを手に入れたハンター。しかし、まともに話を聞いてくれない夫や、彼女を蔑ろにする義父母の存在など、彼女を取り巻く日常は孤独で息苦しいものだった。そんな中、ハンターの妊娠が発覚し、夫と義父母は待望の第一子に歓喜の声をあげるが、ハンターの孤独はこれまで以上に深くなっていった。ある日、ふとしたことからガラス玉を飲み込みたいという衝動にかられたハンターは、ガラス玉を口に入れて飲み込んでしまう。そこでハンターが痛みとともに感じたのは、得も言われぬ充足感と快楽だった。異物を飲み込むことに多幸感を抱くようになったハンターは、さらなる危険なものを飲み込みたい欲望にかられていく。

 

【感想】

異食症の女性の話。

自分の力で生きていく強さも、金持ちの家に嫁いで恵まれた生活を享受することができるほど愚かでない女性が徐々に追い詰められていく様子がリアル。

病が今の状況だけではなく過去にも起因しており、病気が単純でないものであることが丁寧に描かれていた。

異物が無機質で怖いものの印象を与える一方で、美しさも感じられ飲みこむ際の主人公の気持ちが伝わってくるようでした。